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表彰の歴史2〜賞状の発祥〜

卒業式や表彰式で受け取る機会の多い賞状はどうして渡す様になったのでしょうか?

気になったことはありませんか?


一説によると、その起源は紀元前300年以上より前に遡ります。

当時の中国の君主が貴族等に与えた青銅器が賞状の起源とされています。

その頃の青銅器は貴重品として扱われ、器の所有者の地位や権威を象徴するものとして、政治的・社会的な意味を担っていました。


一方で表面の文様(模様)も特徴的でした。龍や鳳等の想像上の動物と虎や象等の実在の動物をモチーフにしていました。

その名残は今も鳳凰枠として引き継がれています。

鳳凰枠に込められた意味については表彰の歴史3 〜鳳凰枠に込められた意味〜をご参照ください。

さらに青銅器の蓋や内側の部分に文字(記号)を書き記していき、記録を残し始めました。


やがて、秦の始皇帝時代に入り、時代の流れと共に青銅器は日常生活品へと代わり、権威の象徴としての意味は持たなくなりました。

統治制度の中で現在の辞令にあたる人事発令や勲章として、竹や木に文字を記入した賞状が使用される様になります。

また、それまでの異なる書体を統一したのも始皇帝と言われており、この時期にサインや日付を記載する文化が根付いたとも言われてます。

その後、紙が普及すると共に賞状も紙製に進化しました。


そして、その文化が海を渡り日本にも伝わります。

日本でも長い間宮中等の公式行事で使用されていましたが、明治以降、官公庁で使用される様になった事から次第に一般に広まり、現在に至っています。


この様に賞状は政治的な意味を為すと共に、功績を記録する手段でもありました。

気持ちを言葉で伝える事は大事ですが、記憶となり曖昧になってしまいます。

そこで目に見えるカタチに残す事で現在を未来へ繋ごうとしたのではないでしょうか。

賞状は時代の流れと共に進化し、今では企業表彰の際に紙製だった賞状を残り続けるガラス盾にして贈るケースも多くなっています。


素材や姿・形を変わっていますが、”カタチに残して想いや功績を伝える”という本質は昔も今も変わらないのです。


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