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表彰の歴史3〜鳳凰枠に込められた意味〜

賞状のデザインとしてお馴染みの鳳凰枠に込められた意味をご存知でしょうか?

実は、古来より重要な縁起を担いで受け継がれてきているのです。


表彰の歴史2 〜賞状の発祥〜でお伝えした通り、賞状の起源である青銅器の文様に想像上の動物である龍や鳳をモチーフとして使用していました。

その名残は今も引き継がれ、現在の鳳凰枠にも鳳凰や龍と言った想像上の動物がモチーフとして描かれています。


まず、鳳凰枠は大きく分けて次の3つのパートに分かれます。


①鳳凰

②雲龍

③桐


時計を使用した周年記念品



鳳凰がメインの象徴となる所から、鳳凰枠と呼ばれる事が多いです。


①鳳凰

上部中央の左右に配置された鳥を「鳳凰」と呼びます。

吉兆を示す四瑞(龍・亀・麒麟・鳳凰)の一つです。

鳳凰は「おめでたい事が起こる前兆」と言い伝えが有り、羽のある生物の王とされています。

古代より「徳の高い君子が位に就く時に現れる」と伝えられ、中国における宮中行事において用いられてきました。

その名残が日本にも伝わり、鳳凰枠で囲まれた賞状の受賞者は立派な人という意味が込められています。

賞状では、向かって左側の「鳳」と右側の「凰」が向かい合っている形にデザインされています。

夫婦仲が大変良く一生涯を連れ添うと言われ、雄を「鳳」、雌を「凰」と言い、夫婦あわせて鳳凰と呼ばれております。


②雲龍

一般的に上部中央にある雲を「雲龍」と呼びます。

鳳凰と同様に四瑞の一つである龍と共に恵みの雨を呼ぶ幸運の雲の事を呼びます

龍は風水の世界でも幸運の象徴とされておりました。

風水のルーツを辿ると古代中国では帝王学として重宝されている程、重要な文化である事から、

如何に龍という存在を大切にしている事が伺えます。

日本でも、神話に登場したり、創作物等に頻繁に登場する事から馴染みの深いものになっています。


③桐

下部から左右上部へ鳳凰に向かって伸びる模様を「桐」と呼びます。

桐は、古来より「鳳凰が宿る尊い木」と呼ばれます。

その幹は色白く伸縮や割裂などの狂いが少なく、吸湿度も低いことなども併せ持ってます。

日本でも尊くおめでたい植物として、菊とともに皇室の紋章ともなっています。


この様に鳳凰枠にも縁起を担ぐ意味があり、古来より現在まで受け継いできているのです。

意味を知れば知るほど、功績を讃える一面とは別にラッキーアイテム的な側面もあったかもと思えてきます。


こういった一面を知ると、表彰状に対する受け取り方も変わったのではないでしょうか?

もし宜しければ、表彰の際に皆さんに伝える事で関心が深まるかもしれません。


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